縁起
今から千三百年前(奈良時代)藤原房前(ふささき)公の母が出家して雲洞の地に庵を結び、金城山の霊泉で沢山の病人を救いました。その没後、房前公は跡地に尼僧院を建立し母の菩提を弔いました。以来、女人救済の庵寺として深く信仰されて参りました。
その七百年後(室町時代)上杉憲実公が藤原末裔の因縁で庵をうけ、曹洞宗雲洞庵を開創、日本一の庵寺、越後一の寺と云われております。
赤門の参道には法華経が一字一石しるし深く埋められています。古来「雲洞庵の土踏んだか」といわれ、踏みしめてお参りすると、罪業消滅、万福多幸のご利益にあずかると信仰されています。